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2025/04/07 16:06
狼の物語
― 神か、悪か。それでも夜に響く遠吠え ―
森の守り神、そして“悪者”
かつて、オオカミは森を護る 神聖な存在 として崇められ、
同時に人間の家畜を襲う“悪者”として忌み嫌われてもきました。
ある地域では「山の神の使い」、
別の地域では懸賞金をかけられる害獣。
同じ生き物なのに――
その評価は環境や時代、文化によって
大きく変わってきたのです。
恐れられる理由と、本当の役割
童話や昔話では、オオカミはしばしば
“残酷な敵”として描かれてきました。
でも実際には、
オオカミがいなくなったことで
シカが増えすぎて森を荒らし、
川の生態系さえ壊れてしまう――
そんな事例もあるほど、
生態系を守る重要な存在なのです。
夜の“遠吠え”は、ただの威嚇や恐怖の叫びではなく、
仲間とのコミュニケーションであり、
群れを守る 優しさに満ちた合図 なのかもしれません。
消えゆく叫び――誤解の末路
「危険だから」「悪者だから」
そうやって一方的に駆除されてしまったオオカミたちは、
世界各地で数を減らしていきました。
人々が昔、夜に耳をすませて聞いた遠吠えは、
いつの間にか途切れ、
今では 幻の音 になった場所も少なくありません。
本当は、森や山、そして私たちの暮らしまで――
オオカミがいることで守られてきた部分があったのに、
その真実に気づかず、
“悪者”に仕立ててしまったのかもしれません。
森を守る“狼”へ想いを馳せて
私たちが提案する『狼コレクション』は、
こうした誤解や悲しみの歴史を見つめ直すための
小さな一歩です。
遠吠えが夜の静寂を破るように、
誤解された動物たちの真実を
少しでも伝えたい――
それが私たちの想いです。
このコレクションの商品を1枚ご購入いただくごとに
100円を野生動物保護団体に寄付するのも、
失われかけた生態系を取り戻すための一助になれば、
という願いから。
手にする一枚が、遠い森を支える
もし、狼という生き物の“本当の姿”に
少しでも興味を抱いていただけたら、
コレクションのTシャツやグッズを
覗いてみてください。
夜の静寂を切り裂く遠吠えのように、
あなたの小さな行動が
大きな変化を生むかもしれません。
あなたの手に取った一枚が、
遠い山のどこかで凍えそうな子オオカミに
希望という焚火を灯すきっかけになる――
私たちは、そう信じています。
どこかの夜、耳をすませば、
まだ微かに聞こえるかもしれません。
“誤解された悪者”と呼ばれた狼の、
静かで、しかし力強い叫びが。
